IoT/すでに私たちの生活に根付く新・三種の神器のひとつ

「IoT」は「Internet of Things」の頭文字を取った略語であり、「モノのインターネット」と訳されます。

ウィキペディアで「IoT」の項目を見てみると、以下のように説明されています。

様々な「モノ(物)」がインターネットに接続され(単に繋がるだけではなく、モノがインターネットのように繋がる)、情報交換することにより相互に制御する仕組み

インターネットと繋がる「モノ」は、もはやPCだけではなくなったということです。

「IoT」提唱者、ケビン・アシュトン

「IoT」という言葉は、1999年にイギリス人の技術者であるケビン・アシュトン(Kevin Ashton)によって提唱されました。

「IoT」の提唱者であるケビン・アシュトン
出典:https://emear.thecisconetwork.com/site/content/lang/en/id/1739

「IoT」の構成要素は3種類

ケビン・アシュトンが提唱した「IoT」は以下の3つの構成要素に分けられます。

データ収集を行う

「モノ」に「ハードウェア」として実装。センサーやモバイル用CPU、デバイス、無線通信装置などが該当します。

富士通では、BLEセンサーに対応した無線通信装置としては国内で初めて、歩行移動しながらでも自律的にネットワークを構築するIoT向けのアドホック無線通信装置「FUJITSU Network Edgiot(エジオット) AHシリーズ」を2017年5月8日より販売。

収集したデータをクラウドへ中継するゲートウェイ装置「FUJITSU Network Edgiot GW1100」も同時に市場に投入しています。

富士通が2017年5月8日に発売したIoT向けのアドホック無線通信装置「FUJITSU Network Edgiot(エジオット) AHシリーズ」のシステムイメージ図
出典:http://pr.fujitsu.com/jp/news/2017/05/8-1.html

データ転送を行う

「モノ」を「ネットワーク」でつなげます。無線、SIMカード、IPネットワークなどが該当します。

データ分析を行う

「モノ」に「ビジネスインテリジェンスソフトウェア」といった形で実装されます。ビジネスプロセス支援やデータ分析、ビジネスパフォーマンス管理、意思決定支援といった多彩な分野で活用されています。

「IoT」の具体例

「IoT」の具体的な例をいくつかご紹介します。

IoT活用事例①/株式会社サウンドビジョン

まずは、以下のような記事のほか、テレビや雑誌でも取り上げられる機会の多い、株式会社サウンドビジョンの新世代学習リモコン「eRemote(イーリモート)」です。

「eRemote(イーリモート)」を導入すれば、スマートフォンを使ってテレビやオーディオ、エアコン、照明といった家電製品を遠隔操作が可能となります。

株式会社サウンドビジョンの新世代学習リモコン「eRemote(イーリモート)」

IoT活用事例②/トヨタ自動車株式会社

また、トヨタがハイブリッドカーを対象に実施している「ハイブリッドスマートiチェック」もIoTを駆使したサービスです。

トヨタがハイブリッドカーを対象に実施しているIoTを駆使したサービス「ハイブリッドスマートiチェック」

これは、車の内部にあるコンピュータやセンサーに診断システムを搭載したタブレット端末でアクセスし、ハイブリッドカーの状態をチェックするサービスです。

■ハイブリッドeサービス 『ハイブリッド スマートiチェック』

IoT活用事例③/オムロン ヘルスケア株式会社

オムロン ヘルスケア株式会社では、通信装置を内蔵した血圧計や体重計、体温計などを販売。計測したデータはPCやスマートフォンに転送され、アプリを通してデータの推移を見ることができます。IoTが健康管理や体力増進に貢献している好例と言えます。

オムロン ヘルスケア株式会社が発売している通信装置を内蔵した血圧計

さらに、同社では超小型位置検知センサを搭載した「オムロン 音波式電動歯ブラシHT-B570T」を投入。さらに、歯磨き見守りサービス「Curline(キュアライン)」を2017年11月8日(いい歯の日)より発売しています。

これは、音波式電動歯ブラシに歯科医が監修した正しい歯の磨き方を登録することで、スマートフォンを介して、それぞれのユーザーに最適な歯磨きが実践できるという注目のサービスです。

オムロン ヘルスケア株式会社が発売している歯磨き見守りサービス「Curline(キュアライン)」

IoT活用事例④/コマツ(小松製作所)

「IoT」の先駆企業といえば、建設機械・鉱山機械メーカーのコマツ(小松製作所)が挙げられます。同社では、1998年から盗難防止のためにGPSとセンサーを搭載した建機を導入し、位置情報のみならず、稼働時間や残燃料といった情報を遠隔管理する「KOMTRAX(コムトラックス)」に取り組んでいました。

2015年には「KOMTRAX(コムトラックス)」を発展させた「KomConnect(コムコネクト)」をスタートしています。同サービスは、建機だけでなく測量や設計といった作業現場の多くの情報をネットワーク化。効率的に情報を活用できるシステムとして注目を集めています。

コマツ(小松製作所)が展開する「KomConnect(コムコネクト)」
出典:http://smartconstruction.komatsu/komconnect.html

「IoT」の未来

現在、IoT技術を使って各メーカーが開発を進めている完全自動運転の自動車への期待はいやおうなく高まっていますが、同時に、以下の記事のようなセキュリティに関する不安がつきまとうのも事実です。

そのIoT製品セキュリティは大丈夫?IoTを取り巻くセキュリティ事情

なにはともあれ、「IoT」活用の幅は今後さらに広がっていきそうです。

参照記事

ウィキペディア
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KOMATSU : 盗まれない油圧ショベルをつくる。そんな思いではじめたコマツの取り組みは、17年後、IoTと呼ばれていました。